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2018年4月30日月曜日

国境に沈む夕日と流れ落ちる滝水

 廬山の滝のある中通島は、平成28年4月に、「有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法」が成立したことにより、有人国境離島として正式に指定されています。
 位置的には、韓国や中国との国境にあたり、古くは遣唐使たちが日本で最後の寄港地であった五島で航海安全を祈り、決死の覚悟で船路についたとのことです。
 歴史の教科書等に出てくる「最澄」と「空海」は、西暦804年に遣唐使船に乗って五島から唐へ渡り、仏教の教えを学んでいます。
 帰国後は、「最澄」が天台宗を、「空海」が真言宗を開いたことは有名な話ですが、五島でも彼らに関する伝説が点在しており、中通島では道土井郷にある「弘法井戸」がその一つです。
 さて、ゴールデンウィークの日曜日でしたが、朝から天満神社の清掃作業があり、息子と参加。
 例年、こどもの日に神事があり、祈願祭の後、菓子撒きが行われています。


 その後、廬山の滝の伐採作業に行きましたが、ゴールデンウィークということもあってか、朝早くから遠方(埼玉からと聞きました。)より廬山の滝を見に来た方がおられ、地元のおばちゃんから、気を付けて見てこんねと声をかけられていました。
 遊歩道の現状は、先日画像をアップしたままで、特に滝つぼまで降りないと見ることができない状態だったので、今日は遊歩道の方から作業を進め、イノシシが崩した岩や道にかかった雑木や竹の伐採、数年来堆積したままの落ち葉や枝などの処理をしている途中、滝つぼの方から声が聞こえてきましたので、無事、たどり着いていたようでした。
 途中、友人も作業に参加し、友人は展望駐車場から下りながら作業を進めていると、展望駐車場の方にも滝を見に来た方がいたとのことでしたので、何かうれしい気持ちになりましたね。
 ただ、展望駐車場からの景観は、まだまだ滝の上の方しか見えてませんので、次に見にこられた際は、本来の廬山の滝の姿を見てもらえるよう作業を頑張って続けていきます。

中央の白い部分が展望駐車場付近のガードレールで、この部分が横一直線に見えるように伐採を進める予定ですが、両サイドに写っている木も併せて、展望駐車場から見える高い木が4本、おそらく17~18メートルくらいの高さの桜の木ですが、この木をどうしようか考え中です。
展望駐車場付近も友人が頑張ってくれました。
 作業をしていると、一日が過ぎるのが早く、気が付けばこんな時間ってことがよくあります。
 沈む夕日を背に、流れ落ちる滝水を眺めると、作業後の疲れを癒してくれます。
 機会があれば、ぜひ見てほしいですね。




 




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2018年4月27日金曜日

遊歩道の現状

 度々、私は滝つぼまで行っていますが、現在、伐採している場所からは直接滝つぼまで行くことはできません。
 滝つぼまでのルートについては、岩瀬浦地区まで下り、「瀑布山 廬山寺」の墓地の脇にある遊歩道を200メートルほど上っていく必要があります。
 しかしながら、現在、遊歩道は下の写真のように、雑木や竹が生い茂っていて、イノシシや鹿によって石が落とされている状況です。
 この遊歩道についても、少しずつ整備していくこととしています。

廬山寺横の遊歩道入り口付近

雑木や竹が遊歩道にはみ出してきています

更に進んだ場所も長年の落ち葉等が堆積しています

ここを登りきると滝つぼまで降りれる場所があります

真下から見上げたいところですが濡れない場所からの撮影はこれで限界です
 滝つぼまでは、遊歩道を上っていき、手すりの切れ目から下に下っていくことで滝つぼまで行くことができます。
 ただし、遊歩道から滝つぼまでは道なき道をとおっていく必要があります。






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2018年4月19日木曜日

今更ながら廬山の滝って

 これまでブログを更新してきて、ふと気づきましたが、廬山の滝についての解説をしていませんでした。
 今更なんですが、廬山の滝について解説します。
 廬山の滝は、高さ72メートルの女滝と8メートル程度(目測)の男滝のふたつが下部で合流しており、別名「夫婦滝」とも呼ばれ、二瀑のおりなす渓谷の眺めはとても素晴らしいです。

女滝


左が男滝、右が女滝
 この「廬山の滝」という名称は、今から330年ほど前に漂着した中国人が、この景勝を眺めた際、その様があたかも母国の江西省北部にある廬山の滝に類似していたことから名付けられたと伝えられています。




 この廬山の滝の下流には、貞享(年月不詳)に開創された「瀑布山 廬山寺」があり、この中国人の香炉が残されていたと伝えられています。
 








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2018年4月16日月曜日

いつもの逆から見る景色

 土曜日は荒天で作業できませんでしたが、今日は朝から晴れていたので、午後から作業を行いました。
 展望駐車場のつつじもきれいに咲き誇っていました。


 竹の伐採はだいぶ進んで下まで降りれるようになったので、雑木の伐採も少しずつ行っています。
 先日、カタツムリのいた琵琶の木は切ってしまいました。
 また、雑木の合間に滝つぼ付近の岩も見えてきています。
 しかし、竹の生命力は強いもので、すでに新たな芽が再生してきています。(手前の緑が新たな竹の芽です。)
 

 作業終了後に、久々に滝つぼまで行ってきました。


 滝つぼから、伐採作業を行っている方向です。
 緑の木々の真ん中付近に少しだけ白色が見えてると思いますが、展望駐車場付近のガードレールになります。
 下から見上げると、上から見るのに比べて距離が遠く見え、心が折れそうな気にもなりましたが、地道に作業を続けていきます。
 






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2018年4月9日月曜日

作業中の再会


今日の作業は、上から攻めました。
手前の竹は、結構刈ったと思いましたが、まだまだのようです。
作業中、久しぶりにかたつむりを見つけました。
昔はあちこちで見かけていましたが、最近はあまり見られなかったので何か懐かしかったです。
しかし、この木も邪魔なので切る予定にしています。


作業箇所の写真です。
平地ぽく見えますが、刈った竹が棚のようになってるだけで、この下は急な斜面になっています。


次の作業から、雑木の伐採です。
足場も悪いうえ、生木相手の作業は、かなり重労働になるかなと気が引けてしまいそうですが、何とか頑張ってみます。









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2018年4月7日土曜日

久しぶりの雨

久しぶりに雨が降っていたので、流れる滝を眺めてきました。
激しく流れる水、やはり滝はこうあるべきと思いながら眺めていると…❗
早っ!、雑木の緑が侵食してきているでは…。
数日前までは、満開の桜が目立ち、気にしてませんでしたが、今度の作業は下からがいいかなと思案しているところです。


さて、今日はテレビ番組の沸騰ワード10で「ガイドブックに載らない沸騰島」というタイトルで、岩瀬浦のある「中通島(なかどおりじま)」の特集が放映されました。
「地獄炊き」と呼ばれる、五島うどんの食べ方も紹介され、スタジオで試食もしてました。





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2018年4月5日木曜日

岩瀬浦の尻岩

 岩瀬浦には、「尻岩」と呼ばれる場所があります。
 緑が生い茂る山の一部が岩石となっていて、その岩肌の形がお尻の形に見えることからそう呼ばれているようです。
 地元の年配の方々は、方言を用いて「ジゴ岩」と呼んでいました。
 「ジゴ」とは「お尻」のことで、熊本方面でも同じような使い方をしているようです。
 また、それより若い世代では、「ズべ岩」と呼んでおり、「ズべ」も「お尻」のことをいいます。
 この岩も、長い年月の経過で周りの雑木が成長し、形が変化してきています。
 以前はもっと、「ハート」に近い形で、リアルに「お尻」といったイメージが記憶に残っています。
 それと、この「尻岩」は、2014年のNHK「にっぽん縦断 こころ旅」で、火野正平さんが探しに訪れ紹介されています。


 この「尻岩」の下には、志自岐羽黒神社があります。
 遡ると岩瀬浦地区には、代官所が置かれており、歴代藩主の江戸参勤等の入出府には旅の安全や航海安全の祈願を行っていたとのことで、当時の藩主による祈願文も残されているそうです。
 なお、岩瀬浦代官は温情ある人だったらしく、キリシタン迫害の時代において、「代官に来るときは腰のあたりに布切れを厚く巻いて来い、鞭打ちの際に痛くないように。鞭打ちされるときは、わざと大きな声で悲鳴をあげよ、隣近所の人々がキリシタン衆が責苦にあっていると思わせるためだ」と教えてくれたとの古老の言い伝えもあります。
 





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2018年4月3日火曜日

満開の桜と廬山の滝


 山のあちらこちらに山桜が満開に咲き誇っています。
 廬山の滝の周囲にも桜の木が点在していて、満開に咲き誇っています。
 まだまだ、不要な雑木が生い茂っていますが、近いうちに除去します。


 展望駐車場の竹も少しづつ除去していますが、かなりの量なので地道に作業を進めています。
 写真では分からないと思いますが、結構な急斜面となっていて下半身(特に腰)に負担がかかり、作業を終えるときには足元もフラフラな状態です。
 それでも、わずかづつ集落も見えてきたので、引き続き作業を進めていきます。






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2018年4月1日日曜日

滝の下からの眺め

 廬山の滝の下からの眺めです。
 左側が男滝で、右側が女滝になります。
 現在は、女滝の上流にダムがあるため流量が制限されていますが、その昔は流量も豊かで下流域には水力発電所もあったそうです。
 また、その豊かな流量からの土砂災害に備えてか、近い間隔で2か所の砂防ダムが設置されていますし、近隣の寺院の名称も「瀑布山 廬山寺」と、その当時の滝の流れの勢いを今に残しています。
 

 上記の写真は、滝つぼ付近から撮影したもので、滝つぼは少ししか写っていませんが、現在は浅くなっています。
 以前は深みもあり、下記のように滝つぼで水遊びも行われていたということです。






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